サクラ咲く
『サクラ咲く』辻村深月
辻村深月さんのを書くとしたら『ツナグ』が最初だと思ってたんだけど、どんな話だっけー、と内容をあまり覚えてなかったので読み返して見た『サクラ咲く』
実は繋がってる(辻村さんの著作にはあるところでは主人公、あるところでは脇役ってのがよくあるが)短編3作。中高生の青春物語だけど、まあ辻村深月だからね、幸せいっぱーいな青春の話じゃないです笑
(あらすじ)とりあえず、表題作を。
中学生のマチは図書室で本に「サクラチル」というメモが挟まっていることを見つける。返事を次の巻に挟んだことで、メモを書いた子との不思議な交換日記が始まる。メモを書いたのは一体誰?何のためにメモを挟んだのか?
就活をしたときに面接練習に付き合ってもらった先生から、趣味が読書って言うと趣味がないみたいに聞こえるから別の趣味を考えるように注意があった。
趣味が読書じゃダメなのか?と理不尽に思ったのを覚えている。どんな本が好きか、どういうところが好きか、月に何冊読むか話すと、それだけしっかり答えられるなら趣味が読書と言っていいと訂正された。
実際は大学に入って初めてプチ体育会系の部活をやっていたので、それがメインの履歴書になったのだが。趣味の欄には読書と書いたけども。
本を読んでると地味なのか?
目立たないことは悪いことなのか?
大丈夫。見ててくれる人はいる。
分かってくれる人はいる。
と安心出来る作品でした。